カウンセリングサービスの帆南尚美です。

ブログにお越し下さり、どうもありがとうございます。

最近はサラリーマンといっても、一つの会社に定年まで勤めあげるということが減ってきたようですね。

ご自身の思いに従って次々に転職する方もいらっしゃるようですし、また、長年同じ会社に勤めてきたけれど、何らかの理由で転職をすることになった、という方もいらっしゃるかと思います。

新しい職場で仕事を始めるにあたり、不安はつきものかと思います。

しかし、転職したのはいいけれど、どうも職場が合わない、という理由で短期間でその会社を辞めてしまい、その後はなかなか一つの職場に定着できないということもあるようです。

新しい環境で、新しい仕事内容で、新しい人間関係を作っていくということはとても大変なことですから、「なんだか自分に合うところが見つからないなぁ」、と思ったとしても、悪いことと思わずにいてくださいね。

そもそも、新しい職場でやっていこうかな、と決断したことについて、まずは「自分には勇気があったんだ」と認めてあげてほしいと思います。

そして、新しい仕事を始めて、頑張ろうと思ったのだけれど「もう無理かも・・・」と思ったとしたら、何が原因でそう思ってしまうのか、自分が気分を害する理由は何なのか、ちょっと考えてみるのもいいかもしれませんね。

仕事がつらい、仕事が難しい、職場の雰囲気が暗い、いじわるそうな人がいる、自分は一人ぼっち、右も左もわからないけれど質問もできない。。。など。

職場の問題のほとんどは、あなたと周りの人達との関係を良くしていくことで、あなたの気持ちが楽になっていき、徐々に問題とも思わなくなっていくかもしれないと、私は思います。

では、具体的に何をすればいいか。。なのですが、

新しい職場で、まだ人間関係も構築できていないというときに、「良い自分であらねば」などという考えで自分を縛り付けていないでしょうか?

同僚やその他周りの人たちに、自分の良いところは見せ、ダメなところはかくさなければいけない、ともし思っているとしたら、それをできるだけやめてみることをおすすめします。

誰でも、「できれば自分の良いところだけを他人に見せたい」、と思うものかもしれません。

でも、隠すことに一所懸命に力をそそぐのは、もったいないような気が私はします。

なぜなら、あなたが自分にバッテンをつけているところが、実は周りからするとあなたの魅力だったりするからです。

たとえば、あまり人への気遣いができない自分は全くダメだと思っている人がいたとしても、周りからは自然体でとても素敵だと思われている、などは良くあることです。

また、自分では隠しているつもりでも、他人からは丸見えということもよくあります。

人からはあなたの魅力として見えるものを、あなたは欠点だと思って一所懸命隠そうとし、しかも周りには全く隠せていないのだとしたら、隠そうとすること自体が無駄にも思えてきます。

誰にも言えないダメな私・・・は、隠そうとするのではなく、これが私なんですと人にも少しずつ言えるようになっていくといいですね。

これは自分を承認するということなのですが、心理学でいうところの投影の法則を使うことでもあります。

投影とは、周りの人は自分が思っていることを映す鏡のようなものだという考え方です。

自分のありのままの姿に自分でOKが出せれば、周りの人もまた、そんな私を受け入れてくれる人たちだと思えてくるようです。

自分を受け入れてくれると思える人たちの中ならば、きっとあなたは今より楽にいられるようになり、職場での居心地も良くなっていくのでは、と私は思います。

ありのままの自分にOKを出すというのはなかなか難しいかもしれませんが、一つOKを出せるようになるたびに、自分が楽になるのを感じられるのではないでしょうか。

オフィスから