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カウンセリングサービスの帆南尚美です。
いつもありがとうございます。

自分が考えていることといえば、ときに人を非難してみたり、自分を卑下してみたり、すねてみたり、怒ってみたり。
だから誰かと話すときには思いっきり分厚い着ぐるみを着ているように、本当の自分を見せるなんてことはしない。

物分かりのいい自分、人にやさしい自分、冷静な自分。こうだったらいいのにな、という着ぐるみを着ていると、
そのほうがみんなとうまくやれている気がするし、みんなもそれが私だと思い込んでいる。

でもそんなことを続けていると、周りの人はみんな着ぐるみを着た私のことを好きだと言ってくれる。

あまり嬉しくない。ふーん、そうか、と思う。
だって本当の私じゃない。
着ぐるみのことが、好きなんでしょ?

つき合っていた彼も、私のことを好きだと言った。
でもそれ、着ぐるみの私が好きだってことだよね?
本当の私のことじゃ、ないよね?

あるとき本当のことを彼に伝えなくちゃと思った。
これ以上だますなんて申し訳ない。

ごめん、今まですごくいい所ばかり見せていたけれど、本当の私はこんなんじゃないの。
あなたが好きだと言ってくれた私は本物じゃないの。
だから、あなたには申し訳ないと思っています。

彼が一瞬だまったので、あぁ、私はフラれるなと思った。
でも仕方がない、これ以上だませないもの。

彼が言った。
それも君でしょ?

私は何のことかわからなかった。

彼がまた言った。
いいところを見せようと努力しているのも、いい子であろうとしているのも、君じゃないか。
そうじゃない君もいるかもしれないけれど、そんなことはわかっているよ。
でも僕が見ているのも、君でしょ?
だったらいいじゃないか。

私はなんだか言いくるめられたような、でも確かに、そうかもな、と思った。

いい子であるのは自分じゃない、ただの着ぐるみだ!と思っていたけれど、
その着ぐるみも自分の一部だったんだ。
自分と切り離して、自分じゃないと思っていたけれど、
自分のためにあつらえた、オリジナルの着ぐるみだったんだ。

だからそれも自分。
ちょっと苦しくなってきたら、着ぐるみを切ったり貼ったりして調節すればいいんだ。
なんなら着ぐるみを脱ぐことだってできる。

着ぐるみを脱いでも自分。着ても自分。
今は着ていることが多かったとしても、着ても脱いでも自由だし、
そもそも、人は着ぐるみだけを見ているっていうことはないのかもな、と思った。

隠しているつもりでも、着ぐるみの中まで透けて見えている。
それが人間なんだな。

着ぐるみもひっくるめて、私をまるごと人は見てくれているんだな。

それなら苦しみながら着ぐるみを着ているのも、なんだかばからしいな。

私は着ぐるみで上手に隠していたつもりが、隠しきれていなかったことを知り、それでも隠そうとすることに意味がないような気になった。

着ぐるみはもうやめようかな。
でも、そのままの私で大丈夫かな。

心もとないけれど、勇気をふりしぼって着ぐるみ無しで人と接してみる。

意外と相手は好反応。

それよりも自分がとても楽。

なんだ、こんな私でいいんだな。

本当の私を好きになってくれる人なんていないと思っていたけれど、

自分がそのままの私でいいと思ったら、周りの人もそのままの私を受け入れてくれていることに気づいた。


〜本当の私(心理解説編)〜
に続きます。お楽しみに♪


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